螺旋階段を建築物に採り入れるとき、その求められる要素とは階段の基本的な機能はもちろん、螺旋階段が持つその特徴的な見た目の美しさであるといえます。
手摺と踏み板やササラ桁が描く、流れるような曲線が、室内ではインテリアとしての存在感を引き立てます。本来の階段の基本機能である、上下階に動線を繋ぐという実用性に、インテリアとしての付加価値をプラスした 『魅せる階段』 である螺旋階段は建築空間をより魅力的に演出します。
FEATURE 1 | 高気密、高断熱住宅の普及に伴い、リビングや玄関に吹抜けを配置するプランが多くなっています。そのような開放的な空間にお施主様のこだわりを主張する為の、空間演出のキーアイテムとして、螺旋階段を選択されるのもいいかと思います。 |
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FEATURE 2 | 螺旋階段は実は実用性の高い階段なのです。デザイン性の高さからインテリアとしての効果が特に注目されがちですが、1坪のスペースから設置可能の省スペース階段なのです。都市部の限られた建築スペースを有効に活用することを目的に螺旋階段を採用するというケースも多くあります。 |
FEATURE 3 | 螺旋階段の構造的な特徴としては、中心に主柱パイプを配置し放射状で段違いにはね出した踏み板の連続した階段になります。螺旋階段を大きく分けて2つに分類するとすれば、外観上の形状の違いで、螺旋階段の外周部にササラ桁※1の配置されたものと、ササラ桁のないものに分けられます。 |
FEATURE 4 | ササラ桁の配置された螺旋階段は、踏み板の外周側を曲面で螺旋状に配置される為、剛性が高く、直径の大きなタイプの螺旋階段によく使われます。室内のリビングなどに配置する場合も、空間に螺旋階段の重厚感と独特な存在感を重視したイメージの演出に効果的です。 |
FEATURE 5 | ササラ桁のない螺旋階段は、ササラ桁を配置する代わりに、一段ごとに踏み板と1段違いの踏み板を手摺の支柱を貫通させて繋ぐことにより、構造を一体化させたものになります。 このタイプの螺旋階段はササラ桁がないことにより、軽快なスッキリとした印象の外観と、シャープなデザインからも広く好まれるタイプです。 |
FEATURE 6 | リビングなどの吹抜けに階段を配置する最大の効果は、階段室を別に配置するのに必要なスペースを、リビングなどのスペースに加えて、広々とした空間を確保することができることです。 |
※1 ササラ桁とは、階段の踏板を両側から支える鋼板のことを言います。
(株)ヤマキの階段は既成品ではありません。階段は工事ごとに高さや幅も違えば、お施主様の求められるこだわりも当然違います。在庫品の中から選ぶのではなく、ご担当者様に必要な情報を頂きながら打合せを重ね、鉄骨階段の製作に特化してきた、経験とノウハウをベースに、お施主様のこだわりを形にするお手伝いをさせて頂く、オーダー対応式をとらせて頂いております。実際の仕上りを想定しながら、問題点をクリアし、プラン上の動線も踏まえ、現場ごとにベストの『納まり』を提案させて頂きます。
螺旋階段をプランニングする際の、施工上の注意点や納まりについても、現場ごとに異なりますので、お気軽にお問い合わせください。