大きく分類すればカーブ階段は螺旋階段の一部ですが、その圧倒的な存在感は他の形状の階段にはない特別な魅力を放つ最上級の階段であるといえます。螺旋階段との大きな違いはその流れるように描く曲線が緩やかなことでしょう。
放射状に中心に向かう踏み板の内側の曲面の半径が螺旋階段と比べ大きいことで曲線もなだらかになり、より使いやすい形状となります。優雅さと重厚感を併せ持った 『魅せる階段』 であるカーブ階段は映画のワンシーンのように、空間をより華やかに演出します。
FEATURE 1 | カーブ階段の場合、設計のプランニング当初から、建築物のメインアイテムとして設計の中心に据えたレイアウトになることが多く、【建物の顔】的な役割を担うことを期待される階段です。これから計画を立てられる方には、差別化を図る意味でもカーブ階段を採り入れたプランはいかがでしょうか。 |
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FEATURE 2 | 木製のカーブ階段ユニットは階段下のスペースは構造上デッドスペースとなり、空間の有効活用という観点では惜しいものがあります。鉄骨造のカーブ階段は踏み板の両側に曲面のササラ桁を配置した一体構造になりますので、スケルトン階段のように、階段下もオープンな空間として無駄なく広々としたスペースを確保することができます。 |
FEATURE 3 | カーブ階段の分類としては、段の始まりから終わりまで曲線で結ばれるタイプとカーブ階段と直階段の複合構造の,複合タイプに分けられます。より優雅な印象という点では単独の曲線タイプですが、直線部との組み合せにより効率的な配置を可能とする、実用性という点では複合タイプがいいでしょう。 |
(株)ヤマキの階段は既成品ではありません。階段は工事ごとに高さや幅も違えば、お施主様の求められるこだわりも当然違います。在庫品の中から選ぶのではなく、ご担当者様に必要な情報を頂きながら打合せを重ね、鉄骨階段の製作に特化してきた、経験とノウハウをベースに、お施主様のこだわりを形にするお手伝いをさせて頂く、オーダー対応式をとらせて頂いております。
実際の仕上りを想定しながら、問題点をクリアし、プラン上の動線も踏まえ、現場ごとにベストの『納まり』を提案させて頂きます。
カーブ階段をプランニングする際の、施工上の注意点や納まりについても、現場ごとに異なりますので、お気軽にお問い合わせください。