建築物を構成する「カイダン」という一つの要素は、本来の昇降機能にインテリアとしての機能をプラスする「魅せる階段」のニーズが拡大してきています。個人住宅から民間・公共の建築物まで、いま「カイダン」はお客様が個性を主張する重要なアイテムとして、建築物全体の中でもこだわりを持って造り込む要素の一つになってきています。ヤマキは多様化するお客様のニーズにお答えするため、積み重ねてきた経験と技術に、日々変化するトレンドを取り入れながら、お客様のイメージを形にするお手伝いをさせていただきます。
ヤマキの技術力のベースになるのが、打合せから納品までを担うこの部門です。
お客様の声を反映させる為の作業は全てここからのスタートです。図面や資料等の基本情報を基に、お客様との打合せを行い、お客様の意図と要望をくみ取った上で、作図作業にかかります。
施工図の作業の中で最も重要なポイントが、『納まり』です。建築物の構造や仕様、条件に合わせて、鉄骨階段に特化してきた、ノウハウと経験をもとに、その現場のベストの『納まり』を提案させて頂きます。
そして、施工図の承認を頂いてから、原寸作業、工場製作という流れで工程が進みますが、鉄骨階段の工程の要である、工場製作 の管理までがこの部門の一連の流れになります。このように、打合せから発送までの一連の工程を、作図担当者が担うことで、テクニカルな部分での改良点や問題点などを、即座に施工図に反映させることができ、事例をオープンにすることで、その後の物件にデータを生かすことができるのです。
鉄骨階段の工程での『要』を担うのがこの部門です。
まずは、一連の加工工程を効率的に行う為の 階段専門の製作設備です。基本的に自社で全ての工程をカバーする生産体制を整えています。例えば、螺旋階段の段板やササラ桁を切断する為の、プラズマ切断プロッター、パイプのラセン曲げ加工のためのベンディングロールなどです。加工を行う為の 製作設備ももちろん重要な要素ですが、やはり、かけがえのない最も大切な要素は、『職人の技術』 であるといわざるを得ません。階段の工場製作の中で、部材同士を接合する為の 溶接作業は特に、経験に裏打ちされた技術が必要な工程です。鉄の特性を熟知した職人によって担われる工程によって、品質の高い鉄骨階段を提供することができるのです。
このように、『施工図・原寸・管理』と『工場製作』の部門の密接な連携を背景としてお客様のこだわりを実現するためのお手伝いをさせていただきます。
そして、より品質の高い鉄骨階段を提供できるよう、さらに技術力の発展に努めていきたいと考えております。